友人・保護者・先生の応援を受けて盛り上がるカルタ大会
小学生のハングルに対する関心を高めるとともに、民族学級などの活性化を図ろうと韓国民団大阪府地方本部(金漢翊団長)、大阪韓国綜合教育院(金英吉院長)主催の、第4回オリニ ウリマル イヤギ・カルタ大会が2月7日、大阪市立小路小学校で行われた。大会には大阪市・東大阪市・守口市・門真市から20校・166名の小学生(イヤギ大会37名、カルタ大会36チーム・129名)が出場し、指導教員や民族講師、保護者、子供ら約400人が駆けつけ、熱戦を繰り広げた。
大会に先立って、主催者を代表して文熙元(ムンヒウォン)・民団大阪本部副団長が開会辞、来賓を代表して崔徳燦(チェドッチャン)・駐大阪韓国総領事館領事が激励辞を述べた。
正午の開場と同時に参加者や応援に駆けつけた子ともたちは、出番までの時間を会場内でスぺースを見つけ練習をしたり、旧正月にちなんで用意された「韓国のもち」や「韓国菓子」などを食べたりした。なお、応援も含めて子どもたち全員に記念品のブックマークがプレゼントされた。
【イヤギ大会】
「課題作文」と「自由課題」部門に分けて行われ37名の児童が発表した。全体的にレベルが高く、審査員から「発音が正確」、「発表する時の表現力が豊かだった」など、賞賛の声が聞かれ児童らの練習の成果がうかがえた。発表者全員に図書券、入賞者には賞状と副賞の図書券が贈られた。
[入賞者は次のとおり]
●最優秀賞(駐大阪大韓民国総領事賞) 大阪市立御幸森小学校4年 張萌仙
●課題作文部門4年生以下
●課題作文部門5年生以上
●自由作文部門
【カルタ大会】
大会には20校から、2〜4人一組で構成した低学年12チーム、高学年24チームの36チームが参加。予選リーグは接戦が多く、「引き分け」や「勝点」で並び、獲得枚数で順位を決めなければならないほど盛り上がりをみせた。
決勝トーナメント低学年の部では、北鶴橋小学校「ウリエ ソウォン」と舎利寺小学校「舎利寺색동」の顔合せとなり、一進一退の攻防の結果、「ウリエ ソウォン」が低学年の部を制した。高学年の部では中川小学校から出場の2チームが決勝で激突。同じ学校の対戦にもかかわらず、高学年らしく白熱した戦いを繰り広げ中川小学校「태양(太陽)」が初の栄冠を手にした。
優勝・準優勝チームには賞状と副賞、優秀チームには記念品が贈られた。また、今大会から、優勝校にはそれぞれ「優勝トロフィー」が贈られ、持ち回りとして次回まで学校で保管され、来年の大会時に主催団体へ返還される。
[優秀チームは次の通り]
低学年の部
優勝(韓国民団大阪本部団長賞) 大阪市立北鶴橋小学校 ウリエ ソウォン
準優勝(大阪韓国綜合教育院院長賞) 大阪市立舎利寺小学校 舎利寺색동
優秀賞 東大阪市立太平寺小学校 용(龍)、東大阪市立柏田小学校 かしだっ子U
高学年の部
優勝(韓国民団大阪本部団長賞) 大阪市立中川小学校 태양(太陽)
準優勝(大阪韓国綜合教育院院長賞) 大阪市立中川小学校 무지개(虹)
優秀賞
大阪市立巽北小学校 ザ・イコンイルコン、大阪市立北鶴橋小学校 ナ ル チョム ボソ, 大阪市立北鶴橋小学校 プンムル北鶴橋4世、大阪市立小路小学校예쁜여자들(可愛い女の子達)、大阪市立中浜小学校 中浜チング、大阪市立御幸森小学校 ホランイ
イヤギ大会 最優秀賞 受賞の張萌仙さん(大阪市立御幸森小学校4年)と
駐大阪韓国総領事館・崔徳燦領事
出場者も応援者も真剣なまなざしで競技に集中
カルタ高学年の部で優勝した大阪市立中川小学校태양(太陽)チームと
韓国民団大阪本部文熙元副団長
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