チマ・チョゴリとスーツで正装した新成人で記念写真
1月10日、民団大阪本部主催の「2010年在大阪韓国人 成人式」が開催され、新成人87人をはじめ、来賓・保護者など約150名が参加した。
第1部の記念式典では、新成人を前に金漢翊(キム・ハニッ)団長(李龍権副団長 代読)は「政治、経済的にまだまだ不透明で状況が変化する中で、時代に流されず、人に流されず、自分の将来像をしっかりイメージして、明日の人生を切り開いて欲しい」また「これまでの歴史は皆さんの未来のために存在したとも言えます。今度は皆さんが次世代に何を残すのかを人生のテーマにして欲しい」と、メッセージに記し、新成人の20歳の門出を祝福した。
また、駐大阪大韓民国 呉榮煥(オ・ヨンファン)総領事(孫鍾基領事 代読)からは、「今日の成人式に参加された新成人の皆さんは韓国・日本の両方を併せ持ち、そのことをプラスの財産として効果を発揮し、皆さんの国際感覚を高め、これから皆さんが広い世界へ高く飛び立つ大きな力になることを期待します」と祝辞が披露されたほか、鄭進 民団中央本部 団長や橋下徹 大阪府知事、平松邦夫 大阪市長などから祝辞が届けられた。
このあと、新成人を代表して東住吉区在住の沈竜輔(シム・ヨンボ)さんと生野区在住の康由美(カン・ユミ)さんに有名焼肉店3,000円分の食事券や大阪市施設利用券などの記念品が贈呈され、記念式典の最後に新成人を代表して大阪府立大学2回生で天王寺区在住の呉未来(オ・ミレ)さんが「お礼の言葉(答辞)」を述べた。
記念式典後の第2部では韓国放浪芸能集団、男寺党(ナムサダン)の「プンムル」披露や、ソウル〜大阪往復チケットや釜山〜大阪パンスターフェリー往復ペアチケット、デジタルカメラなどが当たる大抽選会が行われた。
第3部は、5階ホールから2階会議室へ移動して、ゲームや談笑を楽しんだ。参加者からは「新成人同士、交流できて良かった」「青年会、学生会の先輩と中身の濃い交流が出来て良かった」など好評を得ていた。
今年は、少子化により、日本全国でも3年連続で新成人対象が減少しているが、在日同胞社会も同様で、大阪では対象が500人を下回り、民団大阪本部では中央本部と連携して、在日の歴史や民団の歴史が綴られているDVD 「ドキュメンタリー韓国民団」を対象者全員に贈呈する予定とし、「一人でも多くの方に民団活動に関心を持って欲しい」としている。
お礼の言葉(答辞)を述べる新成人代表の呉未来さん
韓国青年会大阪本部 金哲弘会長の音頭でお茶・ジュースで乾杯!
式典後の懇親会
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