総合ニュース
2012-01-05 16:09
<新年の国政演説>李大統領、北朝鮮との対話姿勢を強調
李明博(イ・ミョンバク)大統領
「私たちは機会の窓を開いている」。韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が2日、新年の国政演説で北朝鮮に投じたメッセージだ。過去の主要演説とは違い、終わりの部分ではなく最初の部分で言及した。南北関係において北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去は大きな危機であると同時に新しい機会という認識からだ。
李大統領は金正恩(キム・ジョンウン)という名前を口にしてはいない。しかし「いま私たちに最も重要な目標は韓半島の平和と安定」という発言は、まさに金正恩体制の軟着陸を望むという意味だ。
「今年は北朝鮮の核問題解決に転機が訪れることを期待する」と述べた。また「韓半島の平和と安保、統一は、誰よりも韓半島の主人である南北がともに解決しなければならない課題」とし「周辺国も喜んで協力すると期待する」とも述べた。北朝鮮の変化によっては積極的な呼応も可能という趣旨だ。
李大統領は北朝鮮の韓国哨戒艦「天安(チョンアン)」・延坪島(ヨンピョンド)挑発を口にしなかった。主要演説では昨年の8・15祝辞に続いて2度目だ。当時は「挑発を通して成し遂げられるものはない」と遠回しに述べた。今回は「(北朝鮮が)挑発すれば強力に対応する」と‘未来時制’を使った。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)は公開的には「天安と延坪島lに言及しなかったからといって基本立場が変わったとは考えるべきではない」と警戒している。しかし内部的には「(北朝鮮のために)発言しなかったということに意味がある」という言葉も出ているという。
挑発の最終責任者で謝罪の主体である金正日が死去しただけに、こうした事件に言及せず、今後、柔軟に対応する余地があることを示唆したのだ。李大統領の発言は、金正日の死去、韓国政府の「対北朝鮮関係リセット(reset、再設定)」モードがずっと作動中であること表している。
北朝鮮がその間、「李明博逆賊一味とは永遠に付き合わない」(昨年12月30日国防委声明)、「南朝鮮保守執権勢力は民族の大国葬を無視して弔意表示を妨害した」(1日の新年共同社説)と猛非難し、「通米封南」(韓国を疎外して米国と関係を改善すること)を再確認したにもかかわらずだ。
青瓦台の関係者は「金正日を除いて(北朝鮮の)すべての人たちがみんな同じ位置にいるのに、私たちがそういうことを(融和基調)したからといって、北朝鮮が突然立場を変えるとは考えにくい」とし「北朝鮮がいかなる選択でもできるように窓を大きく開いておくことで手を差し出した。手を握るのか拒むかは北朝鮮にかかっている」と述べた。「北朝鮮が手を握りもせず拒否もしなければどうするのか」という質問に対しては、「待ってみる。北朝鮮の人たちが息をつく時間、考える時間を与える」と答えた。 .
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