総合ニュース
2010-11-16 10:22
ソウルG20開催−李大統領「通貨戦争、ひとまず抜け出した」
李明博(イ・ミョンバク)大統領が12日、主要20ヵ国・地域(G20)ソウル首脳会議を通じて、「ひとまず、通貨『戦争』の状況から抜け出した。世界は、安定化に向かうだろう」と述べた。李大統領は同日午後、ソウル江南区三成洞(カンナムク・サムソンドン)のコエックスで、G20首脳会議の閉幕後に開かれた記者会見で、「通貨問題に対する原則だけでなく、関連基準と日程を決めた。これはかなりの進展だ」と強調した。
――通貨問題は、G20財務長官・中央銀行総裁会議の時よりどの程度進展したのか。
「通貨問題は、これまで財務長官会議で合意しているが、そこでは基準を設定するという原則だけを提示した。しかし、今回の会議で、これと関連した基準と日程を決めた。来年前半までに具体的な基準を設定して評価する。また、次回の首脳会議で解決するという原則を合意した。これは、かなりの進展だ」
――今回の首脳会議で、韓国が新たに提案した開発議題が採択された。G20議長国として、開発議題を提案することになった動機や背景は…。
「まず、韓国が援助を受ける過程で、開発を通じて経済成長をし、成長して他国を支援できる良いモデルになったためだ。また、G20国家は、世界GDPの85%を占める。(しかし)国家の数は20ヵ国にすぎず、G20が20ヵ国のためにだけ存在するのではない。170ヵ国以上の開発途上国のために、最も重要なことは、開発途上国の経済を自立させることだ。むろん、援助が必要だが、一方で、成長できる自活能力が重要であり、その経験をした国が協力しなければならない」
――グローバル金融安全網の強化に向け、これまでどのような努力をしてきたのか。その成果は…。
「これまで、IMFの政策処方が厳しく、経済危機に直面する国々の困難を加重させるという指摘があったことも事実だ。また、国家の地位を落とすレイベリング効果の憂慮もあった。もはや、このような憂慮を払拭できるだろう。IMFは、危機に直面した後に支援するよりも、危機を防ぐことが必要だ。すでに、各国を同時にIMFが支援できる新しい融資方法も生まれている」
ジャン・ユンジョン記者
東亜日報/東亜日報日本語版
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