総合ニュース
2010-11-16 09:57
ア大会水泳:朴泰桓、アジア新で優勝=200M自由形
最初から最後まで、前には誰もいなかった。朴泰桓(パク・テファン)=21、檀国大学=の作戦は単純だった。最後までリードを守り切る、ただそれだけだ。14日に中国・広州のオリンピック・アクアティック・センターで行われた男子200メートル自由形決勝で、それが実行された。
この種目で朴泰桓は、1分44秒80のアジア新記録で優勝した。2006年ドーハ大会での金メダルに続く2連覇だ。この結果、アジア大会で獲得した金メダルの数は4個となり、故チョ・オリョン氏、チェ・ユンヒ氏と共に、韓国水泳界で最多メダル獲得者となった。
朴泰桓が記録したタイムは、本人が2008年の北京五輪で銀メダルを獲得したとき記録した1分44秒85を0.05秒上回るものだ。2位は中国の孫楊で1分46秒25、3位は日本の松田丈志で1分47秒73だったが、朴泰桓は二人とは完全にレベルが違った。
1分44秒80というタイムは、今年の記録では世界トップだ。この種目で朴泰桓以上の記録を出したのは、現在の世界記録(1分42秒00)保持者であるドイツのパウル・ビーダーマン、米国のマイケル・フェルプス、オーストラリアのイアン・ソープ、ロシアのダニラ・イゾトフの4人だけだ
朴泰桓は決勝で3コースに入った。中国の孫楊が4コース、同・張琳は5コース、松田は2コースだ。朴泰桓は午前中に行われた予選でライバルの泳ぎを見極めた上で、全体3位で決勝に進出した。予選を1位で通過した場合、張琳と孫楊が両サイドで泳ぐことになるため、けん制されるのを嫌ったのだ。
決勝で朴泰桓は8人の中で最も素早い反応時間で飛び込み、10メートルの潜水後に浮かび上がってからは、終始リードした。2位で食い下がる隣の孫楊も徐々に引き離し始めた。
150メートルのタイムは1分18秒03で、これは2008年の北京五輪で銀メダルを獲得したときのペース(1分18秒68)を0.65秒上回っていた。最後の50メートルではただ一人、26秒台を記録した。
朴泰桓は、北京五輪では400メートル自由形で金、200メートル自由形では銀を獲得し、世界的な選手として注目を集めるようになった。昨年ローマで開催された世界選手権では一つメダルを獲得できない不振に陥ったが、今年はオーストラリアのマイケル・ボール氏をコーチに迎え、6カ月にわたりブリスベンなど海外で合宿を行いながら、コンディションを引き上げてきた。
レース後、朴泰桓は「記録が良すぎてびっくりしている。100メートルでのターンのときに横を見ると、孫楊が近づいていたので、何とか逃げ切ろうと思った」「今は1種目終っただけで、まだ6種目残っている。コンディションの管理が非常に大切だ」と述べた。「マリンボーイ」朴泰桓は16日に400メートル自由形、17日に100メートル、18日には1500メートルなどに出場し、引き続き金メダルを狙う。
成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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