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総合ニュース
2010-06-09 17:21    
サッカーW杯:南アフリカの警護会社はホクホク顔
サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の期間中に約2週間、南アフリカを訪問する予定の韓国のある企業家は、5万ドル(約470万円)で4人の武装ガードマンを雇用した。一人当たりで換算すると、日当100万ウォン(約7万4000円)を超えるわけだ。


 これは、通常拳銃を所持した武装ガードマンが一人当たり2000−4000ランド(約2万3500−4万7000円)であることからすると、2−3倍以上の額となる。しかし同企業家は、「治安は不安だが、ビジネス上、南アフリカに行かなければならないため、仕方なく大金をはたいた」と話した。


 南アフリカは、殺人事件が1日平均50件、強盗事件が500件以上発生するほど、治安の悪さが深刻だ。ヨハネスブルクは「犯罪の首都」とまで言われている。警察と軍隊だけでは治安を維持することができず、約6400社の企業が50万人余りのガードマンを雇用している。


 特にW杯の開催が近づき、南アフリカを訪れる外国人観光客や選手団、取材陣が犯罪の標的となっている。既に韓国の某テレビ局のプロデューサーが強盗に遭い、アルゼンチン代表とコロンビア代表は荷物の盗難に遭っている。特にコロンビア代表は、南アフリカ到着初日に、宿泊先であるヨハネスブルクの高級ホテルで盗難に遭い、しかも同ホテルの従業員が窃盗に加担していたことから、大きな衝撃を受けた。


 こうした事情から、ドイツは代表チームに6−8人の非武装ガードマンをつけており、オーストラリアやイタリア、ニュージーランドも私設ガードマンの雇用を検討しているという。


 南アフリカのある警護会社の社長は、「W杯で所属ガードマンの人員を増やさなければならなそうだ。最近、売り上げと収益が3倍近く増えた」と語った。


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

    
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