総合ニュース
2014-06-11 12:01
サッカーW杯:ピッチから消えたワントップ朴主永
<強化試合2試合でシュートわずか2本、ゴールは無し>
サッカー韓国代表のストライカー朴主永(パク・チュヨン)=アーセナル=の足が2試合連続で「沈黙」している。
得点できないという単純な「沈黙」ではなかった。10日(韓国時間)に米国フロリダ州マイアミで行われたガーナとの強化試合で韓国は0−4と惨敗したが、朴主永が放ったシュートは65分間のプレーでわずか1本(後半12分)だけ。先月28日に壮行会を兼ねて行われたチュニジア戦(0−1で韓国の負け)でも朴主永はシュート1本に終わっており、「2試合でシュート2本」と本来の実力からは程遠い結果となっている。ロシアのメディア「ロシースカヤ・ガゼータ」は「ガーナとの強化試合中、朴主永は終始見当たらなかった」と評した。
朴主永は、韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が多くの非難を覚悟しながら苦悩の末に選んだFWだ。洪監督は昨年7月に韓国代表の指揮官に就任して以来「代表メンバーの選出基準は所属チームで活躍していること」と繰り返してきたが、3月のギリシャ遠征の際、自身が打ち出した原則を破り、所属チームで2試合しか出場していない朴主永を招集した。朴主永は2010年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会と12年ロンドン五輪で決定的なチャンスに「1発」を決めており、洪監督はその決定力を信じていたからだ。朴主永は3月のギリシャ戦で、芸術的な左足シュートで先制点を挙げ、韓国の2−0での勝利に貢献して洪監督の期待に応えた。
だが朴主永は今春、右足甲の蜂窩織炎(細菌性の皮膚感染症)を患い、回復して以降もかつてのような実力を示せずにいる。池田誠剛フィジカルコーチは「朴主永は負傷中も個人的にトレーナーを雇ってコンスタントに体を作ってきた。そのため体力は全盛期とほぼ同じレベルだ」と語ったが、依然として試合感覚は戻っていないようにみえる。KBS Nのキム・デギル解説委員は「朴主永がコンディションを整えたとしても、今のようなプレーではW杯本大会で通用するか疑問。残された期間でチームメートと細かい部分まで息を合わせることが必要」と指摘した。
朴主永はこれまで国際Aマッチ63試合に出場、24得点をマークしている。韓国代表は朴主永がゴールを決めた試合では1度も負けたことがない。これは五輪代表とユース代表でも同じだ。朴主永は五輪代表(23歳以下)では20試合で12得点、U20(20歳以下)代表では26試合で18得点で、いずれも「朴主永がゴールを決めれば負けない」という法則は変わらなかった。SBSのパク・ムンソン解説委員は「チームメートが期待するワントップの役割を忠実にこなせば、チームの士気も上がってくる」と指摘した。
朝鮮日報より
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