総合ニュース
2014-04-25 17:07
旅客船沈没:檀園高校が授業再開、在校生・教員ら悲痛
旅客船沈没:檀園高校が授業再開、在校生・教員ら悲痛
韓国南西部・珍島沖で沈没した旅客船「セウォル号」に多数の修学旅行生が乗っていた檀園高校(京畿道安山市)では登校が再開され、教師と生徒たちが互いを支え合った。
24日午前8時。同校2年の女子生徒(17)の遺体を載せた霊きゅう車が校庭に入ってきた。通っていた学校に最後の別れをしていたとき、見送りに来た教師たちの肩は小さく震えていた。これを見守っていた3年生たちもそばにやって来て教師にすがりついた。
「先生、泣かないでください。私たちがいるから」
教師と生徒はしばらくの間抱き合ったまますすり泣き、両手を伸ばして互いの涙をぬぐった。学年部長のキム・ハクミ教諭は「短い時間だったが子どもたちと共に痛みを乗り越えようとしている気がした。皆さん生徒たちのことを心配してくださっているが、むしろ私たちの方が生徒たちに慰められている」と語った。
セウォル号沈没で休校して8日目の登校再開。10日前に修学旅行に出発した生徒たちのうち250人、教師12人が帰って来ていない。臨時休校となった同校は24日、3年生だけを対象に授業を再開した。3年生の505人のうち480人が登校したという。学校に来なかったのは弟・妹が犠牲になった生徒5人、葬儀に出席した18人、病欠の2人だった。
惨事の傷跡は校内の随所に見られた。校門前には行方不明となっている生徒たちに送るメッセージが数百枚張られ、犠牲者を悼む菊の花や折り鶴が膝の高さくらいまで積み重なっていた。同校の近くの道には行方不明の生徒の無事救出を願う黄色いリボンやプラカードが風になびいていた。言葉少なに学校に向かう生徒たちの中には、胸に犠牲者を追悼する黒いリボンを付けている者もいた。校門の横に貼られたメッセージを見て涙ぐむ生徒や、立ち止まって後輩あてに何かを書き込む生徒もいた。そうした間、犠牲になった2年生の遺体を乗せた霊きゅう車数台が学校に入り、また出ていった。
朝鮮日報より
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