総合ニュース
2012-11-06 14:20
韓国金融研究院、来年の経済成長率2.8%を予想
韓国経済が今年に続き来年も2%台の成長にとどまるとの見通しが出された。これはこれまで出された予想値で最も低いもので、韓国の機関で2%台の見通しは今回が初めてだ。
金融研究院は5日「2012年金融動向と2013年見通し」セミナーで、来年の韓国の経済成長率見通しを2.8%と提示した。韓国銀行は来年の成長率を3.2%、韓国開発研究院(KDI)は3.4%と予測している。金融研究院は今年の成長率も2.2%と予測した。やはり韓国銀行の2.4%、KDIの2.5%より否定的に見た。また、来年下半期ごろに景気が回復傾向に差し掛かると予想した。
金融研究院イ・ミョンファル研究委員は、「主要国経済の緩やかな回復が予想されるが、内外の不確実性は相変わらずで、輸出増加率は小幅に増えるにとどまるだろう。内需も大幅な改善は難しい」と説明した。
来年の設備投資増加率は5.2%で今年の1.6%より高まり、建設投資増加率も3年ぶりにプラスに戻ると予想した。だが、消費心理の冷え込み、家計負債償還負担、住宅景気沈滞などで民間消費は1.4%から2.1%に小幅な改善にとどまると予想した。来年上半期の経済成長率は2.1%で今年と同水準だが、下半期には3.4%を記録し回復傾向を示すというのが研究院の予想だ。
企画財政部の朴宰完(パク・ジェワン)長官も韓国経済は緩やかに反騰するとの見方に重きを置いた。朴長官は4日、ロイターとのインタビューで「V字型の反騰ではないが第4四半期から緩やかに反騰すると予想する。ナイキのロゴのようになると話す人もいる」と話した。朴長官は、「来年の経済は4%台近くに成長するとみており、成長見通しを下方修正する計画はない。大統領選挙後の新政権が経済成長にどのような姿勢を見せるのかが大きく影響を与えるだろう」と付け加えた。朴長官は韓国経済と関連した外的変数としては米国の大統領選挙と財政赤字をめぐる交渉難航、中国新指導部の浮揚策規模、ユーロ圏の危機などを挙げた。
ただ、今年の成長と関連しては「(従来見通しの)3.3%達成は可能ではない」と認めた。朴長官は、「ユーロ圏の危機が続いており、米国と中国景気は鈍化傾向だ。だが、景気浮揚策のおかげで韓国経済は2%台前半の成長ができるとみている」と話した。
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