民団ニュース
2023-03-08 16:40
第104周年 3・1節記念式典を挙行
民団大阪府本部/在外同胞財団
第104周年三・一節記念式
3月1日、大阪韓国人会館5F大ホール
在日同胞社会の求心体として役割を果たせるよう一致団結を!
一九一九年三月一日の「己未3・1独立宣言」宣布から第一〇四周年を迎え、韓国民団大阪府本部(李元徹団長)主催の三・一節記念式典が3月1日午後4時から大阪韓国人会館5F大ホール(大阪市北区中崎2-4-2)で開かれた。コロナ禍、3年ぶりに行動制限がない状況での開催で、公館、民団大阪本部・傘下団体の役員、学校関係者などマスク姿の約300名が参加した。
記念式典後には金亨駿 ・駐大阪大韓民国総領事を囲んで懇談会が開かれた。仁徳和・組織部副部長が司会を務めた。在外同胞財団が後援した。
国民儀礼、鄭弘議長の開式辞、「己未独立宣言書」朗読(映像視聴)、尹錫悦大統領の記念辞(金亨駿総領事代読)に続いて、李元徹団長が記念辞を述べた。
「一九一九年の『3・1独立宣言』は民族的アイデンティティーを確認し、民族の英知と独立に対する意思を全世界に宣布しました。その後、非暴力、反帝国主義民族運動の先駆的な役割を果たし、民族の独立を願う国々に大きな勇気を与えました。『3・1独立宣言』の偉大な精神は、今も私たちの胸に深く刻まれ、今後もその尊い意志を受け継いでいかなくてはなりません。(中略) 皆さまも感じられていると思いますが、民団を取り巻く環境は厳しい状況です。しかし、私たちはいかなる時代でも、民団が在日同胞社会の求心体として役割を果たせるよう一致団結しなければなりません。少しの意見の違いは、膝を交えて話し合い、とにかく『同胞社会のために』『同胞社会を良くしたい』、この一心で進めば必ず大きな力になると確信します。本日の3.1節は絶好のタイミングです。私たちすべてが崇高な民族『自主・自尊』の3.1精神を継承することを誓いましょう」。
尹錫悦大統領の記念辞
鄭炳采副団長が「第104周年3.1節決議文(案)」を朗読し全会一致で採択した。
採択された「第104周年3.1節決議文」は、
私たちは、偉大な民族精神を受け継ぎ、大韓民国の繁栄と平和統一に積極的に参与すると共に、同胞社会の和合と次世代育成に一層努力し、韓日友好増進の架け橋としての役割を果たしていくことを確認し次の通り決議する。
〖一、私たちは、民族の独立、自由と平等を掲げ、立ち上がった3・1精神を継承し、韓半島の平和と繁栄に寄与する
一、私たちは、在日同胞の生活と権益を守り、組織基盤の強化を通じて、未来を担う次世代育成に尽力する
一、私たちは、ヘイトスピーチを根絶し、多様な人々が共存する多文化共生社会の実現に邁進する
一、私たちは、韓日関係の改善を促進し、韓日友好増進に積極的に寄与する〗2023年3月1日 第104周年3.1節大阪記念式 参加者一同
民団大阪本部 ・李元徹団長から、洪純一氏(89)、金泰順・婦人会大阪本部副会長、そして50年間に及ぶ実務活動歴を誇る安有恒・泉州支部副団長兼事務部長に感謝状と記念品が贈られた。洪純一氏は「(賛助金は)株の売買(投資)で儲けたもので決してやましいものではありません。力が出る民団の活動の資金に役立ててください」、(会館の)リフォームに感動した金泰順副会長は「婦人会とも一体となり、一致団結で頑張りましょう」などとお礼の言葉を述べた。
2022 民主平和統一文芸祭 の表彰が行われ、崔寶仁・民主平和統一諮問会議近畿協議会会長から受賞者に表彰状と副賞が贈られた。受賞者は次の通り。(敬称略)
[大賞]作文・詩部門/大阪金剛インターナショナル中学校・高野有註。マスコットキャラクターデザイン部門/建国高等学校・西口優姫。
[最優秀賞]作文・詩部門/建国中学校・金民栄、大阪金剛インターナショナル中学校・張安娜、京都国際中学校・金秀亜、建国高等学校・呉和奈、大阪金剛インターナショナル高等学校・朴苑恵、京都国際高等学校・我那覇彩元。マスコットキャラクターデザイン部門/京都国際高等学校・金美瑠。
[優秀賞]作文・詩部門/建国中学校・米満篤史、建国中学校・金娜意、大阪金剛インターナショナル中学校・李奈栄、京都国際中学校・金美珠、建国高等学校・川尻未来。
許槿一・監察委員長が閉会辞を述べ、鄭鉉権常任顧問の先唱で万歳三唱が行われた。
駐大阪大韓民国総領事館 総領事との懇談会
第104周年三・一節記念式に続いて民団大阪本部(李元徹団長)主催の「駐大阪大韓民国総領事館 総領事との懇談会」が催された。金亨駿総領事は昨2022年9月30日付けで駐大阪大韓民国総領事に就任。李元徹団長らは当初から歓迎会の開催を打診していたが、金亨駿総領事が「本当にありがたいことだが大仰で恐れ多い」と辞退された経緯があったことから、同日、懇談会と看板を改称しての開催となった。
李元徹団長らは、金亨駿総領事の経歴を紹介し「極めて庶民的で気さくなお人柄。いつでもざっくばらんに話ができる」。各テーブルを回って笑顔で挨拶するなど、腰の低い総領事と定評の金亨駿総領事は「困ったこと、悩み事があったら、いつ何時でもご連絡ください。(総領事館は)そのためのセンターですから。常に真摯に対応させていただきます」などと挨拶し、会場から盛大な拍手が送られた。朴良基・大阪韓国商工会議所会長の歓迎辞、発声で乾杯し歓談した。
婦人会大阪本部(朴米子会長)が 豪華なおもてなし弁当を参加者全員に振る舞って懇談会を盛り上げた。
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