民団ニュース
2021-03-25 09:31
<センバツ>京都国際が初勝利 5-4延長で柴田に競り勝つ
[ 甲子園初勝利を決め韓国語の校歌を歌う京都国際高校ナイン(NHKテレビの画面より) ]
第93回選抜高校野球大会第5日の24日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、京都国際高校が延長戦の末に柴田(宮城)を5−4で破り、春夏通じて初出場同士の対決を制した。京都国際は第8日(27日)の2回戦で東海大菅生(東京)と対戦する。
京都国際は初回、1死1、2塁と先制のチャンスを生かすことができず、その裏、柴田に投手暴投と適時打で2点を奪われる。
しかし7回、先頭打者の平野が四球を選んだ後、金田の3塁ゴロがフィルダースチョイスとでオールセーフとなり1、2塁。続く後藤が内野安打で無死満塁に。1死後、武田が走者一掃となるセンターへのタイムリー三塁打で3−2と逆転に成功。
その裏、柴田に同点に追いつかれ、9回では決着がつかず延長に突入した。
10回の表、京都国際は先頭打者の武田が四球を選んだ後、松下の送りバントで1死2塁。ここで中川がライトへの適時打で4−3と勝ち越すと、中川が積極的に初球から走って盗塁成功し1死2塁に。森下がストレートの四球を選び1、2塁のチャンスに辻井がライトへのタイムリー2塁打で5−3と追加点。
10回裏、先頭打者に2塁打を許した後、1死2塁から1点差に迫られるも、2番手のエース、平野をはじめ京都国際が粘りの守りでその後、追加点を許さず5−4で勝利した。
この後、1回の裏に続き、2度目となる勝者を称える京都国際高校の韓国語の校歌がスタンドに鳴り響いた。甲子園のスタンドからは同校の校歌が流れ終わると、場内から一斉に大きな拍手が沸き起こっていた。
この試合、3塁側のスタンドには京都国際高校の生徒とOBをはじめ、大阪の建国高校、金剛学園高校のほか、関西地域と東京からの民団団員らが応援に駆けつけた。
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