民団ニュース
2020-12-10 14:46
「2020 送年 総領事との対話」を開催
民団近畿地方協議会(呉龍浩会長=民団大阪本部団長)は7日、大阪韓国人会館で、「2020送年総領事との対話」を開催した。
当初は、呉泰奎駐大阪総領事が執筆した「総領事日記」の出版記念講演会の開催だったが、呉総領事たっての願いで、急きょ団員らとの対話形式をとった。婦人会中央本部の劉代永会長はじめ2府4県から民団、婦人会ほか各関係者ら100人が参加した。
はじめに、近協を代表して呉龍浩会長が「コロナ禍の中にも関わらず、たくさんの参加に感謝している。今年はコロナで始まってコロナで終わる年で、小規模ながら行事を進めてこれたのも、皆さんの協力のおかげ」と謝辞を述べ、「今日は、呉総領事が執筆した本の中で、君臨する総領事館でなく奉仕する総領事館とあるように、君臨する民団でなく奉仕する民団ということを肝に銘じ、来年はすばらしい年になることを願っている」とあいさつした。
呉総領事は「今年1年はコロナ禍で厳しい状況の中、出版を祝ってくれたことに感謝している。民団、関西地域の同胞たちと手を携え、コロナを避けながらも行事ができたことは、皆さんの協力があってのこと。これからも素直に率直に活動をしていきたい」と決意を述べた。
総領事との対話では、民団大阪本部の崔俊一文教部長から着任前と後の在日同胞社会の感想についての質問に、
呉総領事は「外からと内から見る同胞社会は違う。人の言葉を聞くより、直接民団の活動を見ることで、その頑張りを肌で感じることができた。総領事館としても支えていく」と述べた。
次に、兵庫本部の李圭燮団長からの「呉総領事は、在日だけでなく日本人も含めてたくさんの団体に足を運んできた中で、当初と比べて差異があったのか」という質問には、「同胞や日本人と直接会って意見を交換した中で、関西にいる日本人は、文化や歴史的にも韓国は日本にとって大事である、という認識をもっていることがわかった」と答えた。
京都本部の宋基泰常任顧問は「京都には、ウトロや東九条ゼロ番地といった被差別地域があることを忘れないでほしい」と述べた。また、奈良本部の李勲団長からは「これからの民団は、どういう事業、どういう後継者を育てたらいいのか」という質問がとんだ。呉総領事は「民団は過疎化しているところもあり、関西それぞれに状況がちがっている。まずは日本社会と協力していくこと、若い人たちが働けるような場づくり、そして小規模であっても自分たちが出来ることを継続して頑張ることで、必ずや支援する人、団体が現れる」と強調した。
和歌山本部の孫文敏団長の「韓日関係や本国の在日同胞へのイメージ、10年、15年後の在日に対するスタンスはどうなっていくのか」については、「難しい問題だが、民間レベルでの交流はさかんで、民団の頑張りが文化や人的交流にもつながる。これからもみなさんと協力していく」と答えた。
滋賀本部の金東凡団長は、呉総領事が度々民団に足を運び、三日月大造滋賀県知事とも面談してくれたことで、三日月知事も民団に対して一目置いてくれるようになり、民団の行事にも参加してくれていると喜んだ。
婦人会滋賀本部の李美姫会長から呉総領事に感謝の花束が贈られた。
開会辞を述べる呉龍浩会長
総領事と対話
総領事に質問する民団京都本部 宋基泰常任顧問
民団和歌山本部 孫文敏団長による質問
民団兵庫本部の李圭燮団長 閉会辞
婦人会滋賀県本部から総領事へ花束を贈呈
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