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民団ニュース
2020-01-22 15:05
韓国奨学会講演会「未来志向における韓日関係〜関西がリードする韓日友好〜」に約70名が参加
1月18日、在日韓国奨学会が主催する2019年度第4回例会 兼 公開講演会が、大阪韓国人会館で開催された。呉泰奎・駐大阪大韓民国総領事が「未来志向における韓日関係」?関西がリードする韓日友好?の題目で講演した。奨学生(留学生)、同奨学会の役員・関係者、民団・婦人会役員、一般市民ら計約70名が参加し、聴講した。韓国民団大阪府本部が後援した。
講師の呉泰奎総領事は約2時間にわたり、韓国と関西との歴史的・現在の関係、最近の韓日葛藤と原因などについてPPTを駆使して日本語で講演し、奨学生ら参加者からの質疑に応じた。
韓国と関西の歴史的な関係では古代、高麗に続いて朝鮮時代と壬辰倭乱(1572~1578年の文禄の役・慶長の役)、朝鮮通信使、雨森芳洲(滋賀県長浜市高月町雨森、対馬藩朝鮮方佐役)、詩人の尹東柱(同志社大学在学中に治安維持法違反で逮捕され懲役2年の判決を受け福岡刑務所で服役中に獄死)、そして浮島丸爆破事件(太平洋戦争終戦後の1945年8月24日、京都/舞鶴港沖で日本海軍特設運送艦浮島丸が4000人近くの朝鮮人と乗組員らを乗せて航海中に爆発沈没、550人を超す死者を出した。機雷に接触しての沈没説が有力だが真相は不明)などに焦点を当てて解説した。
現在の関西地域と韓国の関係については、在日の3分の1が関西で暮らしている(大阪10万人、京都2.5万人で大阪総領事館管内に13.6万人が住んでいる)と具体的数字を挙げて関西地域を「在日韓国人が最も多い地域」とした。特に象徴的なエリア・事例として御幸森商店街を中心に1日1万人が訪れ韓国料理・文化を楽しんでいる生野コリアタウン、また、日本の多文化共生の鍵を握っているのが民族教育であると指摘して、大阪総領事管内に白頭学院、金剛学園、京都国際学園の民族学校3校があり、子供たちがアイデンティティーを守りながら文化、言葉を学んでいると高く評価するとともに歴史認識の違いについての教育の重要性に言及した。その上で、訪韓・訪日客の2018年実績、2019年(推定)の数字を挙げて韓国人観光客が最も多く訪れる関西地域にスポットを当てた。
呉泰奎総領事は、在日が腐心し早期解決を待望する「最近の韓日葛藤と原因」について言及した。原因では、1987年に始まる急速な韓国の民主化(と歴史観に目を向け出したこと)、韓国経済の発展(続く経済成長率の伸長)などを指摘した。その間にあって「言うべき事は言うようになった」韓国に対して日本は変化の流れを認めていないのが現状だとした。その結果、1965年韓日条約を俎上にあげて、双方が解決すべき・結論を出すべき・合意すべき問題を曖昧にして蓋をした。その矛盾が徴用工、慰安婦問題として出ている韓国と、解決済みとする日本とでは(韓日条約に対する)解釈が違うと説明した。その背景に、35年間続いた植民地支配における加害者(日本)と被害者(韓国)の立ち位置、日本は対韓を60年代に帰って考えるからとも論じた。その一方では、韓日交流は、政府レベルでは厳しくても民間交流/文化、経済、次世代(若者)は活発だと評した。
文在寅大統領の2020年新年辞の中の(対日本に関する)「日本は最も近い隣国です。両国間協力関係を一層未来志向的に深化させていきます。日本が輸出規制措置を撤回するならば、両国関係がより一層早く発展していくことができるでしょう」とのコメントを紹介。その上で呉泰奎総領事は、問題解決に向け「差異を理解し、(グローバル社会にあって)国境を越える連帯に向け、相互利益を深めていく事」「時間が解決すると言う時間の経過に任せるのではなく、難しい問題についてお互いが真剣に話し合いながらお互いの利益になる事を考え努力し協力して解決していく事」とまとめた。
閉会辞を徐龍達名誉会長(桃山学院大学名誉教授)が述べた。呉泰奎総領事の講演内容が古代から近代に至る韓日文化交流の歴史的発生史的な論述を称え、世界的な著名人ビスマルクの「賢者は歴史に学び、凡人は経験に学ぶ」ことを引用して、来聴者が賢人になったと称賛した。韓日間の現状打開については、谷野作太郎・元駐中国特命全権大使による「エリゼ条約」的な新条約の締結を紹介し、日本人にも良識ある人々がおられることを信じようと結んだ。
韓国と関西との歴史的関係を説明する呉泰奎総領事
呉泰奎総領事の講演を熱心に聞く参加者たち
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