民団ニュース
2019-08-28 11:16
民団の巨星を組織を挙げて顕彰、故韓春常任顧問を偲ぶ会に300名が参列
大韓民国民団中央本部・大阪府本部/「偲ぶ会」実行委員会
感謝!
故韓禄春常任顧問を偲ぶ会
8月23日、大阪韓国人会館
絶大なる「感謝」の真心を込めて−−。大韓民国民団中央本部・大阪本部の「故韓禄春常任顧問を偲ぶ会」が8月23日夕、大阪韓国人会館5F大ホール(民団大阪本部/大阪市北区中崎2-4-2)で営まわれた。遺家族、民団・韓商・婦人会・青年会関係者ら約300名が参礼し、故人の遺徳を偲んで「感謝」の誠を捧げた。
民団中央本部・大阪本部の韓禄春常任顧問は宿患のため2018年1月13日に死去。享年97歳。本籍地は江原道高城郡巨津邑巨津里1番地。04年7月には、春川市にある国立江原大学の名誉哲学博士学位を海外同胞として初めて授与された。99年9月、観光を主テーマにしたエキスポでは韓国初の江原国際観光博覧会に多大な貢献を果たし、江原道名誉道民に選定された。本国に対しては、ソウル五輪やソウル体育館建設への募金、日本では、駐大阪大韓民国総領事館建設や大阪花博などへ積極的な支援を行なってきた。解放後の混乱期から愛国・愛族心で祖国の発展と在日同胞社会の安定と繁栄、民団組織の強化のために一生を捧げたことが高く評価され、68年冬柏章、71年に無窮花章、87年青龍章、2010年には大統領功労牌を受章している。
「故韓禄春常任顧問を偲ぶ会」実行委員会(名誉顧問/呉泰奎・駐大阪大韓民国総領事、委員長/呂健二・民団中央本部団長、呉龍浩・民団大阪本部団長)が営む「偲ぶ会」は午後6時に始まった。鄭夢周・民団中央本部副団長が開式の辞を述べ、参礼者全員による黙祷、故人の略歴紹介、追悼上映、元京愛絃ソリ韓国伝統国楽院長が伽倻琴を献奏し、呉泰奎・駐大阪大韓民国総領事、李昌馥6.15共同宣言代表 議長、呉龍浩・民団大阪本部団長、金二泰・民団大阪本部常任顧問(友人代表)が追悼辞を述べた。遺家族献花に続いて遺家族代表・柳寅浩氏が謝辞を述べ、参礼者が順次、献花した。
追悼辞で呉龍浩・民団大阪本部団長は
「本日ここに、ご遺族をはじめ関係者の皆様、多数ご列席のもと、韓国民団大阪本部を代表いたしまして、謹んで追悼の言葉を申し上げます。
尊敬する故韓禄春常任顧問、世ははかなく命は槿花の露の如しとはいえ、あまりにも突然のご逝去に在日同胞社会はおののきと痛惜の念を禁じ得ませんでした。民団にとって象徴とも言えるひと際大きく輝く星を失ったのであります。
貴下は、解放後の混乱期に民団創造の中核として、在日同胞社会の安定と繁栄、民団組織強化のために一生を捧げました。物心両面において誠心誠意奉仕をされ、まさに民団の歴史と共にその人生を駆け抜けてこられました。
東京オリンピック、大阪万国博覧会在日韓国人後援会顧問として募金運動等にも貢献され、幾多の困難を乗り越え、その透徹した祖国愛により一九七一年には最高国民勲章・無窮花章を受勲されました。その後も我が祖国の誇りともなるソウルオリンピックの在日韓国人後援会顧問として募金活動に奔走し全世界にその花を咲かせたのであります。駐大阪大韓民国総領事館建設時には建設期成会会長として土地を確保し、自らも建設資金五千万円を寄付しました。また、現在の偉容を誇る民団大阪本部会館建設時には建設委員会常任顧問として五千万円を寄付するなどその功績は枚挙に暇がありません。
終始一貫して道義を貫いた貴下の真心は次の世代に脈々と受け継がれること如何ばかりでありましょうか。私たちもそのご偉功に恥じない在日同胞の等しい幸福と文化創造に献身する所存であることをここにお誓い申し上げます。
最後の光復節の国民儀礼で、立つのもままならないお体で、座ろうとはなさらなかった、あのお姿を決して忘れることはありません。
結びに、故韓禄春常任顧問のとこしえに安らかならんことを願い、ご遺族のご健勝とご多幸を祈念しまして追悼の言葉と致します」
と述べた。
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