民団ニュース
2019-06-07 15:51
南官杓特命全権大使招聘同胞懇談会「韓日関係の改善・課題克服に努力」
民団近畿地方協議会(協議会長/呉龍浩・民団大阪本部団長)主催の「南官招聘同胞懇談会」が6月6日、リーガロイヤルホテル大阪(大阪市北区中之島5−3—68)で催され、近畿2府4県の民団関係者ら約90人が大使着任を祝い懇談した。南官杓大使は「人的交流の妨げになる課題を克服し、韓日関係の改善に努力する」と挨拶した。
民団近畿地方協議会・呉龍浩会長(民団大阪本部団長)は歓迎の挨拶で、「南官杓大使におかれましては、よくご存知のように大阪は昔から韓国とは歴史的・文化的にも深い関係を結んでおり、現在は日本国内で在日同胞が最も多く居住している地域であります。現在、東北アジア情勢及び在日同胞を取り巻く環境は多辺化・複雑化しています。特に最近の韓日関係はとても難しい時期に遭遇しています。このような中にあって民団は総領事館と力を合わせ、韓日友好親善に最善を尽くしています。このような時期に国家安保の最高専門家であり、日本を誰よりも知っておられる南大使が赴任され我々同胞にとっては心強い限りであります。今後は大使に、韓半島安保及び平和定着、そして韓日関係改善と両国の発展に主導的役割を果たしていただけるものと確信しております。私ども同胞は6月28日から大阪で開かれる主要20カ国・地域(G20)頂上会談の開催を契機に韓日関係が大きく改善して、未来志向的同伴者関係と信頼関係を構築できることを切に念願しております」などと述べた。
これに対し南官杓大使は、多くの同胞が居住している地域で同胞社会の模範として中心的役割を果たしている『民団』の活動を高く評価し称えると共に、「今後も同胞社会の和合と発展を主導していただくよう期待します」と述べ、「日韓関係が重大な時期に大使として赴任し、非常に責任を感じています。歴史認識問題は簡単には解決できないが、韓日両国の政治的葛藤による厳しい状況で、在日同胞が誰よりも苦しんでいることは、よく承知しております。両国関係改善と未来志向の発展のために最善の努力を尽くします。G20で両国首脳が活発な意見交換を行い、関係改善に繋がることを期待しております」。その上で南官杓大使は、韓日両国の往来者数が年間1000万人を突破するなど、活発な人的交流が行われていることに言及し、「政府間の葛藤による厳しい関係が国民間の活発な交流の妨げにならないよう努めたい」と韓日間の課題克服に意欲を示した。
南官杓氏は1957年1月27日生まれ。釜山出身で、ソウル大学法学科卒。米国ジョンズ・ホプキンス大学SAIS国際政治学修士。1981年に韓国外務部入部。92〜95年に駐日大使館で一等書記官を務めた経験を持つ。盧武鉉政権下の2004〜06年には青瓦台の民情首席秘書官室に派遣。駐ハンガリー大使、駐スウェーデン大使などを経て一七年の文在寅発足直後から外交、安全保障問題を統括する国家安保室第2次長。5月9日駐日大使に着任した。
民団近畿地方協議会、金秋江・婦人会大阪本部会長、洪致原・大阪韓商会長から南官杓大使夫妻に花束・記念品が贈られた。呉泰奎・駐大阪大韓民国総領事の挨拶・発声で乾杯し、南官杓大使の就任を祝い和やかに懇談した。
南官杓特命全権大使招聘同胞懇談会には、駐大阪大韓民国総領事館の呉泰奎総領事、梁宰國副総領事、金龍虎副総領事、崔哲豪領事、梁鎬錫領事、鄭泰九・大阪韓国文化院長、金次守・大阪韓国教育院長、韓国民団近畿地方協議会の呉龍浩会長(民団大阪本部団長)、李圭燮・兵庫本部団長、許民九・京都本部議長、金東凡・滋賀本部団長、李勲・奈良本部団長、孫文敏・和歌山本部団長、大阪本部の三機関役員、常任顧問・顧問団、直選委員、大韓婦人会の大阪・兵庫・滋賀・奈良本部の会長・役員、洪致原・大阪韓商会長、尹祉惠・青年会大阪本部会長、白頭学院の高敬弼理事長、李鐘建校長、金剛学園の尹裕淑校長、許應石事務長、張英克・大阪韓国青商会長、金亨南・韓国大阪青年会議所会長、各道民会会長・役員、近畿産業信用組合の徳山明夫・代表理事副理事長、逸見武志秘書室長ら約90名が参席した。大使は参加者の各テーブルを回り、一人一人と膝を交えながら、記念写真に納まった。大使夫人のご高齢の婦人会顧問をはじめとする誠心誠意のこもった応対が印象的であった。
懇談会に先立って大使は、同胞の集中する生野区御幸森商店街を訪れた。
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