民団泉州支部実行委員会主催の韓日文化交流in SENSYUが11月24日岸和田の波切ホールで開催された。
秋の深まりとともに肌寒さを感じる波切ホールは1400名の団員、生野中央支部からはバスで100名が参加するなど、同胞、日本の地域住民らにうめつくされ、会場は熱気につつまれた。
一つの支部が単独で企画し、1400名規模のイベントを開催することは民団有史以来稀有であったが、南光一支団長の情熱と支部関係者の団結により、当日のスタッフも50名を数え、会場も満席となり、大成功となった。
「飛翔」「和み」「絆」という精神的カテゴリーをモチーフとした演出は、ただ単に人気スターで盛り上げようとするだけのものではなく、韓日交流の民団理念を謳いながら、分かち合う喜びと言う問いかけは、人間回帰のメッセージ性と精神性の高さを窺わせた。ユニセフの募金箱を受付に設置したことも民団活動の枠組みを超えるようなことであるが、同時に、まさに民団の基本理念といえるだろう。
最後は出場者全員によるWe are the worldの合唱でフィナーレを飾った。
従来とは一線を画す支部イベントは、今後の民団イノベーションにも一石を投じるものといえる。