総合ニュース
2014-06-06 09:39
統一地方選：与野党の得票、世代間格差が鮮明に
年齢別によるソウル市長候補投票率
地上波テレビ局3社による統一地方選挙出口調査の結果、 4年前の地方選挙に比べ、与野党候補者に対する世代間の投票行動の違い、つまり世代別の票対立構図が一層進んでいることが分かった。
KBS・MBC・SBSが実施したソウル市長選挙出口調査では、与党・セヌリ党の鄭夢準（チョン・モンジュン）候補と最大野党・新政治民主連合の朴元淳（パク・ウォンスン）候補に対する年齢別投票率が20代で28.5％対69.9％、30代では24.9％対74.5％と、41−50ポイント差に達した。前回2010年の統一地方選挙時に行われたテレビ局3社の出口調査では、当時の与党・ハンナラ党の呉世勲（オ・セフン）候補と、野党・民主党の韓明淑（ハン・ミョンスク）候補への投票率が20代で34.0％対56.7％、30代で27.8％対64.2％と、23−36 ポイント差だった。それから4年で20−30代による与野党候補への投票率の差が約15ポイント広がったということだ。 40代を見ても与野党候補者への投票率が4年前には39.8％対54.2％だったが、今回は33.1％対66.0％だった。与野党への投票率の差は14.4ポイントから32.9ポイントへと2倍以上に広がり、比較的若い世代では野党候補に投票が偏る現象が進んでいることが分かる。
これに比べ50代では、与野党の候補者への投票率が2010年は57.6％対38.8％、今回は57.5％対41.8％と、今回も与党候補が優勢だった。60代以上では10年は71.8％対26.0％と与党候補が45.8ポイント差で上回ったが、今回は76.5％対23.1％と得票率差が53.4ポイントに広がり、与党候補優勢傾向がより強まった。このほか、仁川や京畿道といった首都圏だけでなく、慶尚道や忠清道などほとんどの地域で世代別の与野党候補者に対する投票傾向の差が4年前に比べてさらに広がっている。
一方、今回の地方選挙で鍵を握る「変数」と注目された40代の「アングリーマム（怒れる母親たち＝旅客船セウォル号沈没事故で政府対応などに憤る40代女性たち）」は、全体的に野党候補への支持が上昇したものの、同年代である40代男性や20−30代女性に比べ野党支持傾向がそれほど強くなかったことが明らかになった。ソウル市長選挙で見ると、40代女性による朴元淳候補への投票率は63.2％で、40代男性の69.0％よりも低く、20代女性（74.6％）や30代女性（76.3％）に比べても低かった。仁川市長選挙でも40代女性によるセヌリ党ユ・ジョンボク候補と新政治民主連合ソン・ヨンギル候補への投票率差は16.7ポイント（40.8％対57.5％）で、40代男性の29.2ポイント（34.8％対64.0％）に比べ小さかった。
朝鮮日報より
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