総合ニュース
2014-03-24 12:58
天安艦勇士の遺族、ボランティア活動で国民の愛に応える
「これが普通の縁ですか。息子や夫がきっかけになって巡り会った人々で、また私と同じ痛みを持った人々ですから」
天安(チョンアム)艦46勇士の遺族は1年に3回(天安艦の忌日、顯忠日、12月)集まって互いの痛みを慰め合った。遺族は、「我々が和合してこそ、家族の名前を守れる」という前提の下で、数回ボランティア活動を展開してきた。死亡した天安艦の将兵が生前ボランティア活動をして京畿道華城市(キョンギド・ファソンシ)にある老人療養院「エデンの家」は、遺族が訪問して按摩や掃除をし、洗濯機などを贈った。12年末からは毎年天安艦46勇士遺族協議会の名で、社会福祉共同募金会に義援金を500万ウォンずつ寄付してきた。いずれも遺族が少しずつ義援金を出し合った。
個別のボランティアと寄付も続いた。ある遺族は保育施設を定期的に訪問して、精神遅滞の子どもの面倒を見、また別の遺族は海外の子どもと縁組みをして、後援に乗り出したりもした。このような善行を続けてきた遺族は、取材陣に対し、「何でもないことで騒ぎたくない」として、名前を言うのを憚った。
静かに寄付活動を続けてきた遺族が来月は初めて公開ボランティア活動に乗り出す。来月4日、ソウル東大門区典農洞(トンデムング・チョンノンドン)の「バッポナヌム運動」本部で、野宿人や便りのない老人に直接食事を配って、昼食を提供する計画だ。これを計画した天安艦財団のチョ・ヨングン理事長は、「遺族のみんなが天安鑑に愛情と関心を持ってくださった国民に感謝の気持ちを持っている」とし、「もはや遺族が成熟した姿で国民から受けた愛に恩返しをし、天安艦勇士の名を長く残せる方法を講じる時だ」と説明した。
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