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2019-10-17 12:00 |
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一本の木! 生野南支部 済州研修会 |
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生野南支部は10月6日から8日の日程で済州研修を行った。支部役員関係者16名が参加した。
<民団生野南支部済州研修記>
”ア、故郷訪問で観光ですね”
済州市の担当の方の言葉だった。”観光かも知れませんが国内観光とは少し次元が違いますし、故郷訪問という言葉も違います。私らは故国訪問という言葉がふさわしいです”応対されたその担当者の言葉の通りかも知らないがどこかに私は違和感を感じた。
10月6日から8日まで2泊3日の生野南支部の済州研修には、本籍地が済州以外の人もいて、故郷という言葉は間違っていたし、観光という軽い言葉の概念には抵抗さえ感じた。海外同胞の故国訪問は飛行機で降りて故国の土を踏んだその瞬間から学びの研修であるからた。その間の故国発展の変化と愛しさが入り混じった感情は、国内の人々が考えている観光というイメージとは全く違うものである。
2泊3日の研修には有名な<考える庭園:생각하는 정원>,<石文化公園:돌문화공원>,<東門市場:동문시장>などの巡りもあったが独特な二つのことを申し上げたい。
済州空港から約30分の距離の三陽洞にあるにお寺<ウォダンサ:元堂寺:원당사>の”5重の塔”を探訪したことである。高麗末期に元の国に連れて行かれた女貢(戦争に負け、高麗の娘らを元の国に強制的に連れて行かれる朝貢すること。韓国では貢女:공녀という)の中の一人の物語である。彼女は元の国の宮廷の宮女から元の国の最後の皇帝、順帝の正室の皇后になり”奇皇后”と呼ばれて韓国でTVのドラマ化され日本でも放映された。
奇皇后には子供がいなくて授かるために14世記当時、元の支配にあった済州の元堂寺に”5重の塔”が建てられた。
高さ170ⅿの元堂峯(元の国の元の文字を取って付けた地名だという)は妊娠した女性が仰向けに寝た姿とよく似ているから子共を授かる祈りの象徴として最適な場所ということで”5重の塔”が建てられた。その祈りの甲斐があって奇皇后は見事に息子を生んだという伝説が伝わっている。
夕暮れの時,静けさが漂う小高な所にある元堂寺の”5重の塔”には歴史のロマンがあって、済州の観光地図にも載っていない元堂寺を穴場として私は選んだ。研修の一行の中には”5重の塔”を選んだことに不満の声も少しあったが、いずれ振り返って見る時、必ず良かったという時が来ると私は信じている。済州に行かれる方々には是非進めたい。
もう一つは、済州市が積極的に推進している<済州市50万本の木を植える事業>に参加したことである。8日朝私たちの植樹を知った高喜範(コヒボン。고희범)済州市長の要請があり、朝9時に市庁に表敬訪問を終えて毎年年中行事で行われている”トルブル祝祭:山焼き”(들불축제)の”セビョルオルム(새별오름)”の麓にヒノキの木15本を植樹した。”植樹は唯1本の木を植えることに過ぎないかもしれません。しかし海外同胞が故国に木を植えることは表現がオーバーかも知らないが故国に命を植えることです。その成長する命と会うためにまた訪ねて来ると私は信じています。何故なら私がその一人であるからです!”
研修を行く前から支部の方々にと、また済州市では市長をはじめ担当の方皆さんに私はこの様に力説した。そうして終わった<生野南支部>の研修であった。(文。支団長 金吉浩)
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