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民団ニュース
2018-05-21 15:01    
呉泰奎総領事歓迎会が盛大に開催
5月24日、呉泰奎新任総領事の歓迎会が本部5階で盛大に開催された。民団大阪本部・支部・傘下団体、近協各本部、民族学校、民族金融機関、韓人会、各級機関の役員ら400余名が在阪同胞の殿堂に駆けつけ共にあたらしい総領事を心から歓迎した。テーブルの脚が折れそうなほどの婦人会大阪本部の真心のこもった豪奢な手料理に会場は一層和やかで、心温まる、またとない歓迎の場となった。
 主催した呉龍浩団長は歓迎辞で「最近の韓日関係は決して良かったとは言えません。しかし、先週の韓・中・日首脳会談を通じてお互いが克服の意志を見せました。日本に詳しい総領事が赴任されたことはとてもとても心強いものがあります。これからも総領事におかれましては韓日関係改善の風を大阪から日本全国に送っていただきますようお願いします」などと述べた。
 呉泰奎総領事は赴任挨拶で、まず、在阪同胞の苦難と苦渋に満ちた逆境の中で、一瞬も祖国を忘却することなく、なけなしのお金を集めて御堂筋に太極旗を掲げたその愛国の精神を大韓民国が存在する限り、忘れてはならないと強調しながら、四つの仕事として、「同胞社会間、同胞と日本社会がより仲良くなるよう支援」君臨しない奉仕する総領事としての位置づけ」「日本社会に韓国の良いイメージをPR」「政治経済はもちろん、文化・芸術・スポーツなどでの交流関係構築」を挙げた。挨拶の後、呉泰奎総領事は参加者各テーブルの熱烈歓迎ムードに押され、記念写真におさまるべくすべてのテーブルを一巡することとなった。


国民儀礼



赴任挨拶をする呉泰奎総領事



今日のために1日前から準備していただいた婦人会の皆さん



退場する呉泰奎総領事-全員が拍手で祝福した


呉泰奎総領事 赴任挨拶全文
(日本語訳)
 皆様、こんばんは。4月17日に新しい総領事として就任した呉泰奎と申します。本日、皆様にご挨拶できる場を設けて下さった民団大阪府地方本部呉龍浩団長並びに関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

 金東凡民団滋賀県地方本部団長、李勳民団奈良県地方本部団長、孫文敏民団和歌山県地方本部団長並びにご列席の皆様に深く感謝申し上げます。

 駐大阪韓国総領事館は本日から新しい建物で業務を始めました。先週、引っ越しの前日の朝、御堂筋の総領事館前ですべての職員が集まり、最後の記念写真を撮りました。写真を撮ってから私は総領事館前の色のあせた看板を見て、涙がにじみました。

その看板には1974年9月15日、駐大阪大韓民国総領事館建設期成会故・韓祿春会長をはじめとする大阪、京都、滋賀、奈良、和歌山の民団地方本部の団長及び有志の皆様が総領事館を建設·寄贈したという内容が刻まれていました。

 当時を思い返すと、祖国も同胞社会も韓日関係も最悪の状況でした。祖国は軍事政権が猛威を振るい、73年は金大中元大統領拉致事件、74年には陸英修夫人殺害事件などにより韓日関係が最悪の状態でした。そして同胞の皆様に対する日本社会での差別や排除が最も激しかった時期です。しかし、祖国は同胞の厳しい状況を見守る余裕もなく、考えを及ぼす事も出来なかったのです。
 
祖国と日本から冷遇されても、皆様は節約をし、お金を集め、大阪の最も中心地である御堂筋に太極旗を掲げる建物を建設し、祖国に寄贈しました。
 私は大韓民国が存在する限り、在日同胞の皆様の國を愛する心を忘れてはいけないと思います。総領事館の新しい建物に、在日同胞の皆様の苦難や苦闘、愛国的な行動を一番良く見える場所に展示することをこの場でお約束します。

 皆様、我々を取り巻いている世の中は、目まぐるしく変わっています。

 韓半島の情勢については、昨年まで戦争を心配された方が多いと思います。しかし今、そのような方はほとんどいないと思います。それだけを見ても、世の中が急速にいい方向へと向かっているのが分かります。

 日本の新聞·放送でも、北朝鮮のミサイル問題、核の脅威、韓国内での日本人の避難、韓国からの難民処理など、暗い話がほとんどでした。しかし、今はどう変わりましたか。4月27日の歴史的な南北首脳会談以降、暗い話は消えました。むしろ5月22日の韓米首脳会談、6月12日の米朝首脳会談を控え、日本も対韓半島政策を融和モードに変えなければならないというニュースも流れています。

韓日関係も5月9日に文在寅大統領が6年5ヶ月ぶりに日本を訪問され、融和的な方向へと向かっています。同じ日、大阪文化院の開院20周年記念行事として「大韓民国芸術院美術展日本特別展」が文化院ホールで開かれました。私は多くの日本の方が駆け付けている光景から、韓日関係がこれから良くなると確信致しました。韓半島情勢が緊張から平和へ、韓日関係が葛藤から協力へと変われば、ここに在住する同胞の皆様の暮らしの質も大きく改善され、民団をはじめとする同胞社会が担う役割も増えると思います。

一方、同胞社会も転換期の中にいます。1世、2世から3世、4世または5世の次世代へと世代交代が不可欠です。このような流れはより一層加速する事でしょう。韓国語を話せる同胞は減り、韓国籍の同胞も減っています。しかし、この現状は仕方がないと手をこまねいていてはいけません。
 
 同胞社会の中心である民団が力を合わせ、このような変化に賢く対応しなければならないと思います。4世、5世も韓国国民として自分のルーツを認識し、日本社会と、どのように共存共栄できる同胞社会を築くかを考えなければなりません。もちろん、総領事館も積極的に支援致します。

三つ目に総領事館も変わります。文在寅政府のビジョンは「国民の國、正義の大韓民国」です。国民が主人となる國です。官中心ではなく国民が中心になる國になるということです。これまでも国民を重視しながら仕事に携わってきましたが、新政府の方針や時代の変化に応じ、門戸を広げ、より親切に、より低い姿勢で奉仕してまいります。領事館が新しい公館に引っ越ししてから、より親切になったと言われるよう努力します。

 私は総領事として4つの仕事を推進してまいります。一つ、同胞社会間、同胞と日本社会がより仲よくなるよう支援する、二つ、君臨しない奉仕する総領事館として位置づける、三つ、日本社会に韓国の良いイメージをPRする、四つ、政治経済はもちろん、文化・芸術・スポーツなどでの交流拡大をする。これらを一言で申し上げますと「関西発、韓日交流関係構築」となります。

皆様、一人の夢はなかなか叶えられませんが、多くの人が見る夢は叶いやすいのです。これから関西地方から韓日友好関係を構築するために、頑張りますので、皆様のお力添えのほど、宜しくお願い致します。
私の就任については、韓日の友好関係に悪影響を与えるえる経歴を持っていることで、一部では心配する声があることも承知しています。私はこのような懸念をより一層頑張れという「激励の叱責」と受け止め、また、事前に注意を受けた「良い予防接種」として受け止めたいと思います。

改めて、このような素晴らしい歓迎会を開いてくださいました呉龍浩団長をはじめとする皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。




    
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