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民団ニュース
2017-06-21 14:03    
日本の心が描いた済州道自然と文化101景
人には数知れぬ出会いがある…
親との出会い、兄弟、友、そして国との出会い…
韓日の心、偶然の出会いから…韓国の心が表現し、日本の心が描いた済州道自然と文化101景、一葉一葉が二つの心の摸写でもある。
誰もが出会うふるさとの原風景、二つの心を映す川面が海にそそがれる光景に想いを馳せた…

●淡彩画家・西川幸夫氏(北九州)

画集「済州島自然と文化101景」(画・文/西川幸夫)を民団大阪府生野中央支部に寄贈           
6月19日、生野中央支部会館



 「より大勢の済州ゆかりの人に見てほしい」。淡彩画家/西川幸夫氏(七八、北九州市八幡西区)が、済州島の自然と文化に触れ、数回の取材旅行で得た神秘の島「済州島」をスケッチ、淡彩で描画した作品一〇一点を収載した画集「済州島自然と文化101景」(画・文/西川幸夫)二冊を、地域(管内)に多くの済州島出身者(団員)が居住している在日本大韓民国民団大阪府生野中央支部(金文成支団長、大阪市生野区中川4−13−2)に寄贈した。日中韓三カ国語の訳文付きで、済州人の郷愁をかき立てる「思い出」満載の作品(淡彩画)揃いである。




 西川幸夫画家は、全国十一カ所でスケッチ・淡彩「四季彩」教室を主宰しているが教室の生徒、知人、民団福岡県小倉支部(北九州市小倉北区室町2)からの打診結果を得て六月十九日、画集「済州島自然と文化101景」を携えて千代子夫人と共に生野中央支部会館を訪問、金文成支団長・金泳柱副団長・池幸子事務部長、梁吉東・民団大阪本部組織部長らの出迎えを受けた。

西川幸夫氏(左)、金文成支団長(中)、金泳柱副団長(右)


 済州でスケッチ、淡彩で描画した作品一二〇点のうち厳選した一〇一点が、日中韓三カ国語のコメント付で収められている画集「済州島自然と文化101景」2冊が西川幸夫画家から金文成支団長、金泳柱副団長に手渡された。金文成支団長が謝意を述べ、西川幸夫画家が取材旅行中に感じた親日的な済州道の人たちとの交流、自然の素晴らしさ、格調高い博物館やミュージアムなどについて和やかに懇談した。



• 西川幸夫氏の「済州」との関わり、画集「済州島自然と文化101景」刊行・出版の経緯はどうなのか。友人で釜山在住の実業家/孫成國氏の「まえがき」にある。
 二〇一二年、釜山の韓国レストランで、日本人画家西川幸夫氏と済州道出身の私(五九)は偶然出会った。すぐに、お互いの気持ちが通じ、私は故郷/済州道の風景を描いて欲しいと西川氏に依頼した。西川氏も済州道のもつ美しい風景や地域住民の暮らしや考え方を絵で表現できればと快く引き受けた。西川氏は取材を重ねるたびに、済州道の純粋さ、ダイナミックに感動し、八ヵ月に及ぶ済州道の取材を終え、済州道の自然と文化の神秘性に魅了された。二〇一三年四月、済州特別自治道自然史博物館で「日本人が見た済州道の自然と文化101景」の個展が開催された。(中略)二〇一五年七月、西川氏と済州道を愛する仲間で画集「済州道の自然と文化101景」を刊行。「済州道をPRする会」も同時に発足した。二〇一六年十二月、三か国語(韓中日)で構成した「済州道の自然と文化101景」を画集に残し、済州道を訪問する全世界三〇〇万の観光客に見ていただくことを目的に画集を制作することにした。ある知人が済州道の個展を見て「文化の力は凄い。今後の韓日民間人交流が多くなると『風のソムジェジュ』は『平和の島 済州』として輝くことでしょう」と語った。
 西川幸夫画家は「あとがき」で次のように述べている。「今、こうして画集をつくるにあたり日韓親善の重さが強まるばかりである。これからも、微力ではあるが、絵を介し、文化画から日韓友好の『かけはし』になればと思っている」。

 韓国最南端のリゾート地として知られる済州島は、噴火によって生まれた火山島である。孫成國氏は「三姓穴」や「城山日出峰」など人気の観光スポット、夕日の美しい「山地灯台」などを案内する一方、政府側の弾圧で多数の島民が犠牲となった「4・3事件」ゆかりの地、日本の植民地時代に作られた軍用機用掩体壕跡も案内した。「美しい風景の陰に負の歴史があった。両国の未来を思いながら描いた」と西川幸夫画家は述懐している。
 孫成國・西川幸夫両氏は、済州島でのスケッチをシリーズ化する計画で、次は島に残る石垣や海女文化を素材とすることを検討中だ。孫成國氏は「絵は人の心を動かす。失われつつある故郷の風景も、絵によって永遠に残ればうれしい」と話している。

淡彩画家 西川幸夫氏
 一九三九年北九州生まれ。スケッチ・淡彩「四季彩」教室主宰。教室/北九州市八カ所、長府市、延岡市などに計十一カ所。延岡観光大使。二〇一三年/第一回北九州市民文化功労賞受賞。NHK文化センター講師。ヨーロッパ各地や日本全国を歩きスケッチ、淡彩画で風景画を制作。ポスター画・カレンダー画・絵葉書・表紙画等を手掛ける。新聞連載/「長門101景」(山口新聞)、「ホノルル点描101景」(ハワイ日系紙/イーストウエストジャーナル)、「清張ふるさと紀行」(西日本新聞)など。著書/画集「北九州101景」、画集「寅さんが旅した風景」、画文集「延岡やすらぎ101景」、画文集「清張紀行101景」など。詩画集「ふきのとう」、淡彩スケッチ画文集「遠賀川ふるさと散歩T」など。二〇一三年三月/済州島済州民族自然史博物館、六月/済州島ソギポ市にて「済州島の自然と文化101景展」を開催している。

記事提供:ANC/KOREA TODAY 長尾 裕


→西川幸夫氏 ホームページ←
→延岡観光協会 ホームページ←


    
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