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民団ニュース
2021-11-29 11:14    
全国初100余人の幹部が一堂に韓国人原爆犠牲者慰霊碑に鎮魂の献花
 圧巻!100名超の大所帯
    民団大阪組織幹部研修会 in 広島
 11月13〜14日、広島/平和記念公園、民団広島県本部、宮島・厳島神社

 支部活性化、次世代育成の2本柱を掲げる民団大阪府本部(李元徹団長)は11月13〜14日、「民団大阪組織幹部研修会 in 広島」を1泊2日の日程で行い圧巻の100名超が参加、迫力満点のスケールで全国の民団関係者を驚かせた。

 周囲を圧倒するド迫力の参加者は大阪本部(三機関・直選・実務者)17名、傘下団体(婦人会、学生会、各支部)77名、日帰り参加者7名の計101名。
 11月13日午前、大所帯は新幹線で一路広島へ。昼食後の午後1時、平和記念公園(広島市中区中島町)。他府県からは全国の民団で初めてとなる100人を超える組織幹部が一堂に韓国人原爆犠牲者慰霊碑で献花、原爆ドーム視察、広島平和記念資料館訪問。午後3時、韓国民団広島県本部での広島被爆証言体験講演会に臨んだ。

 人権講演会では金明弘・民団大阪本部副団長が開会辞、李英俊・民団広島県本部団長が歓迎辞を述べた。司会は民団広島の文晶愛事務局長が務めた。講師は在日韓国人2世の李鐘根さん(92、民団広島県本部韓国人原爆被害者対策特別委員会委員長)。

 李鐘根さんは1929年8月15日、島根県匹見村生まれ、慶尚南道河東郡出身。広島県在住。2012年1月24日〜5月4日、第5回ヒバクシャ地球一周証言の航海参加、2014年3月13日〜6月24日、第7回ヒバクシャ地球一周証言の航海参加。韓国人原爆被害者として、証言活動を行なっている。在日コリアンの被爆者で最初のピースボート参加者である。2度の参加経験の中で、差別のない世界になって欲しいと話してきた。また、「日本の過去の加害を伝えることも大切なことだ。今の子供たちに罪はないが、戦争をするような大人になって欲しくないため、加害を伝えるということは未来の平和のためだ」と語り継いでいる。2021年10月に大韓民国勲章の国民褒章を受賞。

 講演で李鐘根さんは、
 1945年8月6日、勤務先の国鉄第1機関区に向かう路面電車を降りて荒神橋を渡った瞬間、黄色みがかったオレンジ色の閃光が一面に広がるのを目撃した。当時16歳だった。「街全体が光り、目の前にある家の壁に当たった閃光はたなびくように見えました。どこを見てもオレンジ色でした。周りの家は全部崩れていました。私が見た人たちは爆風で服がちぎれて、半分裸のような状態でした。多くの人が『水をください』と言っていました。倒れていく人や亡くなった人たちもたくさん見ました。私はもし地獄があるならこの状態を地獄だと思いました」

 韓国人原爆犠牲者慰霊碑(1970年4月10日設立)
 設立者/韓国人原爆犠牲者慰霊碑建立委員会。形状/亀を形どった台座の上に碑柱が建ち、その上には双竜を刻んだ冠が載せられている。(「死者の霊は亀の背に乗って昇天する」という故事に倣う)。碑石は全て韓国の銘石で、現地で製作され運ばれた。高さ5m、重さ10トン。設立の目的/強制労働などにより広島で被爆した同胞の慰霊と、再び原爆の惨事を繰り返さないことを願うため。碑文(裏面)日本語訳「悠久な歴史を通じて、わが韓民族は他民族のものをむさぼろうとしなかったし、他民族を侵略しようとはしませんでした。(中略) しかし、5千年の長い民族の歴史を通じて、ここにまつった2万余位の霊が受けたような、悲しくも痛ましいことはかつてありませんでした。韓民族が国のない悲しみを骨の髄まで味わったものが、この太平洋戦争を通してであり、その中でも頂点をなしたのが原爆投下の悲劇でありました。・・・」

 午後6時半からはANAクラウンプラザホテル広島(広島市中区中町7-20)で懇親会。来賓として民団広島県本部・李英俊団長、金基成・広島商工会議所会長、趙顕子・婦人会会長、文晶愛事務局長、李鐘根・韓国人原爆被害者対策特別委員会委員長が参席した。
 挨拶に立った李元徹団長は、「私は団長に就任した時、多くの公約を掲げるより、とにかく『支部の活性化』『次世代へのバトンタッチ』の二本柱で、在任中に「足掛かりを作りたい」一心で、今も変わらずその気持ちを持っています。研修会に参加いただいた方には、再度そのことをお約束するとともに、ご参加されなかった方にも私の気持ちをぜひお伝えいただき、今後の活動は必ず、本部と支部が一体となって進めるようにお願いしたいと思います。また、次世代育成に関しては、色々と若い方の団体がありますが、やはり『青年会と学生会』に先頭に立って欲しいと思います。まずは『遊び』から入ってもらって、とにかく動員が出来る会になれるよう努力をしてください。期待しています」などと述べた。
 乾杯の音頭を鄭弘議長がとり、歓談した。ステージでは日韓学生KーPOPダンスチーム(6人)広島県、趙顕子・婦人会会長2曲、漫才(青年会)、ダンスチーム(青年会5人)、そして民団のど自慢で盛り上がった。

 11月14日(2日目)は午前9時にホテルを出発しフェリー(10分)で宮島へ。厳島神社に参拝し昼食、自由時間後、新幹線で帰路についた。

    
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